趣味の総合サイト ホビダス
 
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 小児科医の頭の中(採血・点滴編 その1)
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

小児科医の最も特徴的な手技の一つである採血や点滴。

大人と比べてサイズも小さい子どもたち。

特に1歳未満のこどもはサイズもさることながら、ちょうどよくプクプクと皮下脂肪を溜めて

ほとんど見た目では血管が見えないことも多いのです。

ちょうど海の底に潜む潜水艦を探すべき、血管を探す作業になります。

そんな時はどうするのか?

まずは駆血帯というゴム管を巻きます。

よく採血や点滴の前に腕などに巻いていますね。

これは表面を走る静脈の下流を堰き止めて、うっ血させて血管に針や点滴を

入りやすくするためです。

(ちなみに採血や点滴は静脈で行います。動脈は皮膚の奥、もっと深い場所にあります)

そして指で皮膚を触ってみます。

わずかに血管の、細長く糸のような、そして弾力のある管の感触を探り当てます。

もし、それで分からないときは今までの経験を役立てます。

解剖学的な知識や今まで数知れない万の単位でやってきた採血の経験から

血管は、おそらくここには走っているだろう、という推測から始めることもあります。

そして、そこに向かって注射針もしくは翼状針を進めて行くと・・・

もし、その先に血管が走っているならば、いつかは水脈や鉱脈を当てるがごとく、

血圧の圧力で自然と血液が逆流してくるという訳なのです。(つづく)

TrackBack URI | RSS feed for comments on this post


Leave a reply